日本の教育費は先進国中で最低!Fランが量産される土壌を発見!


毎年夏休み前から大学が開催するオープンキャンパス。

’20年は新型コロナが猛威を振るい9割の大学がネット開催に追い込まれましたが、
そもそもオープンキャンパスは、学生獲得以外の目的はあるのでしょうか。

オープンキャンパス時の助教授や教授は広報担当?

オープンキャンパスは学生に大学の魅力を知ってもらうだけではありません。

スポーツ推薦、総合選抜学生獲得をメインにするFランならばオープンキャンプパスで部活や模擬試合を開きますが、教授、助教授がオープンキャンパスを開催する狙いは違います。

研究費用捻出と学科維持なので学生確保に必死なのです。その為には学生の就職にも携わり、進学塾に模擬講義に出向くこともあります。
SSラン、Fランでも変わりません。

担当教授が広報となり、様々な大学に客員教授として講義を行うケースもあります。
高野山大学の様に、お坊さんが教授となりオープンキャンパスでお手つぎ講座をするのもそうですね。

ではSSランやMARCHのオープンキャンパスではどうなのでしょうか。

SSランでも不人気学科のオープンキャンパスは閑古鳥

Fランで『どこでもいいなら就職できますよ』という学科と、SSランの不人気学部
どちらのオープンキャンパスが人気があると思いますか。

正解はFランの『どこでもいいなら就職できますよ』学科系です。
看護学科、食物栄養学科などです。

東大、京大などのSSランと言えども、就職口に繋がらない、学部の知名度もない、
研究費ばかりかさむとなれば、オープンキャンパスを実施しても人数が集まりません。

嘆くのは担当教授です。
他の学部ではオープンキャンパスで溢れる程学生が来るのに、自分の学部だけ5人の変り者しか居ない。これぐらいやる気ゼロの学生が来てもサボる学生が来ても文句は言えないのです。来年の研究費確保の為です。

SSランAランなら研究予算はありますが、Fランは建て替えの予算すらないので、以下の動画の様な事はザラに起こります。

Fランという言葉がなかったバブルの頃には考えられませんが、いつからこの様な事態になったのでしょうか。

ジャパン・アズ・ナンバーワンを信じる教授がFランをダメにした

Fラン生だってうまれた時からFラン生ではありません。
Fラン大の教授も最初からFランをダメにしようと思いFランの教授になっているのではないのです。


©IMD

一部のどうしようもない教授がFランにのさばっている理由は、彼、彼女らが『ジャパン・アズ・ナンバーワン』だったバブル絶頂期の’89年~’90年に雇用されたからではないでしょうか。ちなみにこの頃採用された勘違い教授あるあるな講義を再現した動画がこちらです。よくできています。

この頃は日本の世界競争率はNo.1でした。それは前の東京五輪、’60年代の教育費の割合が高かったのと学生が多かっただけです。


©amazon.co.jp

経済評論家の加谷珪一氏が書き下ろした『貧乏国ニッポン』によると、日本の教育に対する公的支出の割合は主要43カ国中40位と最低レベルまで下がっているのです。

前の東京五輪の’60年代、日本の一般会計における教育費の割合は15%でしたが、半世紀たった’20年では4%です。
’60年代といえば、定員の7倍の学生をとっても大学の倍率は7~10倍。

私立の授業料は国立大の10倍、大学に行く事時代がプラチナチケットでした。今は国立と私立の授業料の差は2~1.5倍、殆ど差はないのが日本の現状です。

’20年現在、日本の教育費の割合は米国の3分の2で、大学の教授も満足に研究が出来なくなってる上、就労目的の留学生がFランに流れる温床となっています。

オープンキャンパスの模擬講義すらつまらないFランだとすれば、その大学の教授は相当ダメということです。

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